2022年07月05日

令和4年度 日本建設機械施工大賞 大賞部門 優秀賞を受賞

このたび、西松建設株式会社様に納入しましたトンネル覆工コンクリート用自動化セントルが、一般社団法人 日本建設機械施工協会様主催の「令和4年度 日本建設機械施工大賞 大賞部門 優秀賞」を受賞いたしました。

日本建設機械施工大賞は、建設機械及び建設施工に関する技術等に関して、調査・研究、技術開発、実用化等により、その向上・普及に顕著に寄与したと認められる業績を表彰し、もって国土の利用、開発・保全及び経済・産業の発展に寄与することを目的として開設されたものです。

受賞業績の概要

山岳トンネルの覆工コンクリート施工は、ここ数十年、作業の手順や作業人数に大きな変革がなく、長らく人力作業に頼ってきました。
覆工作業は、一般にトンネル断面と同形の大型鋼製型枠(以下、セントル)を使用し、6人ほどの作業員が2日に1回のサイクルで覆工打設を行っています。

しかし、狭隘な空間での苦渋作業も多く、さらに作業員の高齢化や技能者不足を背景に、現場での施工品質の低下が危惧されており、作業の生産性向上が強く求められていました。
そこで、覆工作業に係る一連の作業工程(①セントルを所定位置にセットする作業、②覆工コンクリートを打ち込む作業、③セントルを脱型し次へ移動する作業)を機械制御のみで行えるように自動化し、作業を安全かつ効率的に実施できる『自動化セントル』を開発しました。

本技術は、従来の半分ほどの2~4人の作業員まで省人化でき、さらにこれまでと同じ施工精度と品質を保ちつつ、現場作業の生産性を上げることを実現しました。

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