TECHNOLOGY
NETISとは、国土交通省が運営する「技術情報提供システム」です。民間企業などが開発した新技術にかかわる情報を、共有および提供するためのデータベースです。岐阜工業では、このシステムに下記の先進技術を提供しています。
TECHNOLOGY DETAIL
トンネル二次覆工自動型枠バイブシステム
説明
NETIS登録番号: KT-220209-A
要約:
本技術は、コンクリートを感知するセンサーによってバイブレーター管理を自動で行うシステムで、従来は、人力による型枠バイブレーター管理(締固め)で対応していました。
本技術の活用により、作業員の省人化および作業ロス時間の削減が可能となるため、施工性の向上が図れます。
概要:
①何について何をする技術なのか?
・コンクリートを感知するセンサーによってバイブレーター管理を自動で行うシステムです。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
・人力による型枠バイブレーター管理(締固め)
③公共工事のどこに適用できるのか?
・トンネル二次覆工のコンクリート打設工事
④その他
【動作仕様】
・横断方向3つの静電容量感知センサーがコンクリートを感知した後、同列の型枠バイブレーター3台の同時作動が可能です。(最大同時稼働数:6台)
・コンクリートの打ち上がり高さをモニターに表示できます。
・感知センサーがコンクリートを感知した時間を記録します。
・手動運転への切替が可能です。(任意の型枠バイブレーターの作動が可能です)
【コンクリート感知センサーの特徴】
・一度検知しても、コンクリートから離れたら検知をやめ、再びコンクリートに触れると再検知します。
・型枠に塗布する剥離剤がセンサーに付着しても影響を受けません。
・型枠表面のケレン作業にも影響なく再利用できます。
新規性及び期待される効果:
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・人力による型枠バイブレーター管理(締固め)から、コンクリートを感知するセンサーによってバイブレーター管理を自動で行うシステムに変えました。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・コンクリートを感知するセンサーによってバイブレーター管理を自動で行うシステムに変えたことにより、
(1)打設状況の確認と締固めの判断が不要となり、作業員の知識や経験に影響されなくなることで、作業ロス時間の削減および省人化が可能となるため、施工性の向上が図れます。
(2)自動化システムは高価ですが、省人化によって労務費の削減が可能となるため、経済性の向上が図れます。
(3)セントル内の編成人員が7人から3人となり、狭隘な場所における錯綜する人力作業が削減できることで、万一の怪我の発生リスクが低減できるため、安全性の向上および作業環境の改善が図れます。
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